二分の一成人式。20歳の半分、10歳の式である。
「・・・ななつ、やっつ、ここのつ。」と「つ」のつく年齢を過ぎて、思春期の入口に立つこのときに、生まれてから10年間の自分の成長を見つめ直すとともに、支えてきてくれた家族をはじめとする周りの人々への感謝の思いを新たにしていく・・・。そして、20歳の成人式にむけて、自分の足でしっかり歩き始める。・・・そんなイメージの「式」。
先週行ったこの式について、ちょっとオン&オフの要望もあり、まとめておきたいと思う。長くなりそう。ごめんなさい。
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わたしがこれを行うのは2回目で、前回はもう10年近く前になる。その時にとても温かな気持ちでいっぱいになったので、ぜひまた4年生を担当したら行いたいと思っていた。
その時は単学級だったけれど、今回は3クラス。クラスごとに行う方法もあるけれど、やっぱり、これからをともに歩んでいく仲間みんなで、と思ったので、学年のスタッフと相談をしながら、プログラムを作り上げていった。
1月はじめのオリエンテーションを経て、子供たちの意見や希望をもとに四つのチーム(コース)を作った。劇のチーム、スライド上映のチーム、情報紹介のチーム、詩と音楽のチームに分かれて進めていくことになった。
何をしたいか、どんなふうにしたいか、担当とともにチームごとの思いで進めていく。時間も計り、順番も検討して、約1時間弱のプログラムが出来上がった。
この日のために、
子供たちはパソコンを使って自分の写真入りの感謝カードを作った。おうちの方への手紙も書いた。
そして保護者の皆さんにも
小さい頃のエピソードを寄せていただいたり、出生時の体重や身長、名前の由来などを教えていただいたりしたばかりでなく、
お子さんへの手紙を書いていただいた。
きっと、お忙しい中たいへんだったと思うけど、気持よく協力してくださった保護者の皆さん、ありがとうございます。
当日、開式前の会場に、BGM「メモリ~ 2分の1成人式によせて」を流す。子供の人数分用意した席がどんどんうまっていって、開始時刻となった。
はじめの言葉に続いて、スライドショーが始まる。
たくさんの写真をカメラで接写して作った思い出のアルバム。一枚一枚に、子供たちの歓声が上がる。ほんとに、ちっちゃくて、可愛くて。
愛情いっぱいのまなざしが、レンズの向こうにあるんだろうな。
つづいて、劇となった。できるようになったことや将来の夢
を楽しい寸劇にしていた。リズム良く、テンポ良く、動き良く、思わず爆笑。お笑いでも、けっこういけるかも?
そのあとは、報道ステーション。生まれた時のサイズをグラフ化したり、思い出や将来の夢をランキングで発表したり、工夫を凝らしている。幼稚園の時も、今も、夢の一番人気の憧れの職業はパティシエだそう。
名前の由来の発表にも、思わず、なるほど~、である。
ここでエピソード紹介が入る。紹介するのはスタッフであるわたしたち4名。愛らしく楽しいエピソードの数々に、笑顔が広がっていく。お母さんたちの文、最高!さすがです。
このあと、詩と音楽のプレゼントとなった。
子供たちが選んだ詩の出典は、同じ年の子供たちの書いた、→写真の詩集たち。「おかあさんの手」にほろりとした後は、あの「いのちのバトン」。
そして、「まあるいいのち」の合奏にじんわりとなっていく。ハンドベルの響きがとってもすてき。同僚のセンス、さすがです!
そして、手紙交換の時間。座りきれないほどの保護者の皆さんでいっぱいになった室内で、手紙を交換し、封を開ける。読んでいるときの表情が・・・なんともいえなかった。
最後は全員合唱で、「遅すぎないうちに」という曲を歌った。一緒に口ずさみながら、弱い涙腺がつい・・・ぽろり。
ほんとに、愛おしさでいっぱいになってしまう。これからも、がんばって生きていくんだよ!!
終わりの言葉は、感謝ということを思った、これから本当の成人式を立派に迎えられるように生きて行こう、と結ばれた。おうちの人の方を向いてお礼の挨拶をして、式が終わった。
国語の力を意識してしっかりスピーチをする場合もあるし、立志式というイメージの場合もある。その担当スタッフの色合いも出ると思うけど、今の学年のスタッフは・・・、何となく楽しさやあったかさがどこか似ていて、こんな感じの式になった。・・・チーム力っていいな、と思った。
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その後は、最後の学級懇談会だったので、わたしはおおかたの片づけをしてから職員室に戻っていた。ちょっと放心状態。しばらくするとお客様があると玄関に呼ばれた。
一人のお母さんだった。初めて話すお母さんだった。
「今も懇談会で話して来たのですけど、とても良かったのでお礼を言いたくて。」
3番目のお子さんで、上の二人はもう大きいのだという。初めて二分の一成人式を見て、とっても感動したと言ってくださった。学年でやってくれたことも良かった、全部見ていなかった人にも見てほしいし、これからにも伝えていってほしい、とおっしゃった。
わざわざ伝えに寄ってくださったことが本当に嬉しくて思わず涙が出そうになった。
学級懇談会を終えて降りてきた同僚たちからも、
「良かった、ってみんな言ってくれましたよ。懇談会、半分以上はその話でした。」
「手紙を書くのはとってもプレッシャーだったみたい。だけど、それで、今までを振り返れたって言ってくれました。」
「手作り感が良かったっていう声があったよ。」
うれしい報告が続いた。
とっても・・・いい日だった。
4年生や、そのご家族にとっても、そんな日であってくれただろうか。
心の成人式として・・・思い出に残る一日になってくれたことを、祈っている。

やっぱりとても長くなってしまいました。お読みいただいて、ありがとうございました。
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