ブログで出会った大切な人たち
1998年(平成10年)ごろに書いた論文の題名は、「生きた国語の力を学び続ける子どもたち」といったような題名であったと思う。
さまざまな活動や交流から紡ぎ出される子どもたちの言葉、表現を見つめていきながら、「国語」と括りきれない、多様でボーダーレスな感覚をあと書きに記したように記憶している。
その頃からインターネットが身近になり、いくつかの教育関係のメーリングリストにも参加していた。その中に、文面や実践から惹きつけられる東京の女性の先生がいて、資料を送っていただいたり、論文をみていただいたりしたことがあった。
しかしいつの間にかメーリングリストから離れていったのかそれ自体が下火になったのかは覚えていないのだけれど、パソコンを変えたことも手伝って交流は途絶えていき、4年ぐらい前からは、ブログによる発信や交流が主になっていったと思う。
わたしはただ気ままに綴っているだけなので、教育ブロガーとはいえない。いろんな方たちとの交流が楽しいので「茶房」の名の通り、いろんな話題をおしゃべりしていたい。でもやっぱり教育ブロガーさんの記事はとっても気になるし、求めてしまうのだ。
・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・・・・
keiさんのブログを読むようになったのは2006年(平成18年)、12月にはお会いすることができた。(←もちろん、ブログの内容に惹かれて、わたしからのアプローチ。) だけど実は、それが初めてではなくて、2004年(平成16年)、わたしはkeiさんの学校の研究発表会に出かけていて、偶然彼女の授業を観ていたのだということがわかり、とても驚いたことを覚えている。
さらに、keiさんのブログのリンクから、kuraさんのブログを読むようになり、あるとき読書に関して教えていただきたい実践があり、資料を送っていただいた。そのとき、メールのお名前を見てびっくり。あの時の女性の先生だったのである。ネット上での、7、8年ぶりの再会ということになる。
おこがましいとは思いつつ・・・、どこか縁のようなものを感じずにはいられなかった。
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・・
そのkuraさんのブログに「エッジで考える」という記事が出たとき、とても興味がわいて、早速本を取り寄せた。日本語教育、心理学、国語教育。そのボーダーレスな感じも、体と言葉が結びついている感じも興味深かった。
10年を経てもなお、やっぱり自分のこだわりは言葉にあるし、表現にある。そして心と体にあるのだとあらためて思った。たぶんこれから先もそうなのだろうと思う。
だから、「文章表現ワークブック」の著者でもある得丸さと子先生を囲んだ会があるとお誘いいただいたときには、即座に是非にとお願いをした。その日に行われる、地区の女性教員主催の講演会にも出かけたかったのだけれど、でもやはり東京に行くしかない、という選択となった。
・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・・
待ち合わせた駅で初めてお会いしたkuraさん。10年越しの念願が叶ったという感じである。
知性の高さがきわだつブログの感じから、内心かなり緊張して出かけたけれど、お会いするとその気さくな感じは驚くほどで、すっかり安心した。keiさんとも合流し、会の前に1時間ほどお話をしているうちに、2人とも、すっかり旧知の友人のような感覚になっていた。
得丸先生の会に集まった方々もすてきだった。
大学院生をしながら日本語を教える方、心理学の研究をしている方、留学生のための日本語教師の方、そしてわたしたち小学校教員。異なる世界の話はおもしろく、それでいて交差しあうところがあって、なんだか逆にもっと知りたくなって「もやっと感」に包まれるような感じ。ワークショップも体験してみたい。とにかく・・・もっと感じてみたい、と思った。
遠いので、たびたびとはいかないけれど、あと少し、勉強してみたい。
そして、アレンジしながら、教室でも生かしていきたい、という思いになる。
いつもブログを読み合っているということは、本当に面白いものだ。たぶん近くにいる人以上に、やっていることや考えていることがよくわかるし、話題だって尽きることがない。
keiさんのときもそうだったように、初めて会った人とは思えないほどの親しみや楽しさが、不思議なほど湧き上がってくる。ずっと前から仲良しだったような、とても高揚する感覚。
お二人を超えるほどの国語の大家だという先生もかけつけてくださって、2時間限定の居酒屋での一次会はあっという間にすぎ、次なる場所へ移った。新幹線の終電一本前に乗れるようにと皆さん時計を見てくださりながら、いつかは伊豆へ、と話も盛り上がった。
この満ち足りた楽しさをなんと表現することができるのだろうか。まさにフェルトセンスに問いかける。「この感じ」の色やオノマトペや、花束のワークのような方法で。そして豊かで幸せな感覚にひたっていく。
・・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
ブログから広がる交流の醍醐味に話が及んだ時、谷澤さんも会ってみたい人だとkeiさんたちが言った。あ、たしか静岡の人だ、と思って、帰宅後あらためてブログを開いたら、なんとその日欠席した講演会の講師がまさに彼女だったということがわかって、ものすごく驚いた。・・・もしかしたら、また新しい出会いの生まれる日があるのだろうか。
・
書くことが、やっぱり好き。
好きなものは、すてきなことを運んできてくれる。
ブログがつないでくれたkuraさん、keiさんたちとのご縁が、これからもずっと続いていきますように。また、今までの、そしてこれからのさらなる出会いや広がりの中で、自分の道や個性を見失わず、豊かに歩んでいけますように。
![]()
会のために、大急ぎで、ふだんほとんど使うことのない名刺を作りました。ちょっとおしゃれなアジアン名刺。とっても迅速で親切だったクリップデザインさんに大感動。おすすめです!
| 固定リンク
|


コメント
「もっと感」
すてきな言葉ですね。
まさに、私も同じでした。
「もっと知りたい」「もっと中心を理解したい」
そんな感覚を持てるのは、自分の中のアンテナが大きく動いている証拠ですね。
お会いできたここからはじまりますね。
ここから広がる世界が楽しみです。
投稿: kura | 2010/01/25 23:08
すてきな1日でしたね。
書くからこそつながっている。
私もつぼみさんの文章を読んで「頑張らなきゃ!」と日々思うようになっています。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: hirarin | 2010/01/26 01:10
つぼみさんへ
3人が3人であえた日。ずっと忘れられない記念日になりそうです。
記事を読ませていただいて、ああ、私たち出会う運命だったんだなって思いました。ブログを始める前からあっていたんですもの。遠く離れているのに。
でも実際にこうやって実際にあって話ができるようになったのは、お互い書き続けてきたからですね。(旧知の友達のように話が弾んで楽しかったです。)
↑今度はhirarinさんもいれてあげなくっちゃ!!新潟ツアーかな?本当にありがとう。
投稿: kei | 2010/01/26 02:17
★kuraさん、こんにちは。
きっかけをつくっていただいてどうもありがとうございます、kuraさん。
フラットな場で、たくさんの方のお話をうかがえて、とても興味深く、刺激になりました。できれば、もう少し、教わりたいと思います。今はまだ、入り口の外に立っている気がするので。
記事やコメントを読みながら、kuraさんのお顔や仕草が浮かぶようになったのがとっ~ても嬉しいです!
投稿: つぼみ | 2010/01/26 05:34
★hirarinさん、こんにちは。
ありがとうございます。
安東小へいくとき、hirarinさんと初めて新幹線でお会いしたときやバスに乗りながらお話したときのこともとてもよく覚えています。
新潟の話も出ました。国語つながりもありましたので。
わたしの場合、ろくな記事は書いていませんが、これからもよろしくお願いいたします。
投稿: つぼみ | 2010/01/26 05:37
★keiさん、こんにちは。
不思議ですよね。
そして、タイミングを感じました。縁ってそういうものだろうなと思います。
わたしには教育関連の記事は少なくて、いつも教育情報や実践を教えていただくばかりで本当に申し訳なく思っているのですが、でもこうしておつきあいいただけてとても嬉しく思います。
ありがとう、keiさん。これからもよろしくね。
投稿: つぼみ | 2010/01/26 05:42
こんばんは。先日情報科の授業で、ブログを通じて世界とつながったり、イスラム圏と欧米圏が理解を深め合ったり、年齢や立場関係なく友人となれたり・・など、ブログの可能性についてDVDを見たり考えたり(もちろんトラブルや「出会い系」等の弊害についても含めて)する内容を扱ったばかりです。実際私も、ブログのお陰で視野が広がったり新たな情報をゲットできたり新たな出会いがあったり・・・
そうです、つぼみさんともブログのお陰でお近づきになれたわけですし(笑)!
今までは絶対につながることがなかった人同士の縁が、ネットを通じてつながっていく。そういった意味では本当に素敵な時代になりました(^^)若い世代の人たちにも、そんなインターネットの可能性を大切に、どんどんいい意味でのご縁と交流・出会いを広げて欲しいと願ってやみません。
投稿: そら子 | 2010/01/26 20:54
ブログの可能性を見せていただきました。
私も今までネットを通じて知り合い、意気投合してお会いした人が何人もいます。
今のところ、がっかりした経験はありません。
その人の言葉を読んでいいなと思ってお会いするわけだから、話しても言葉が心地いいのです。
今年はぜひ、どこかでつぼみさんとお会いしたいです。
がっかりされないといいな~(笑)
投稿: ちとせ | 2010/01/26 22:06
★そら子さん、こんにちは。
)
わたしも、何度か情報教育の担当をしていたことがあります。
どうしてもまず、ネット社会の危険性や落とし穴のようなことを意識させなくてはならない面が大きいのですが、それをきちんと認識したうえで、とても大きな可能性を有している場だということを伝えたいという思いがあります。
そら子さんとも長い期間のやりとりを通して昨年お会いできたこと、本当にうれしかったです。伊豆に住んでて良かった、と思うことってけっこう多いのですよ~。(←田舎ですけど
投稿: つぼみ | 2010/01/27 05:36
★ちとせさん、こんにちは。
>その人の言葉を読んでいいなと思ってお会いするわけだから、話しても言葉が心地いいのです。
↑ これ、本当に言い得ています。なるほど、という気持ちです。
お話を聞いてみたくてブログを開くのですもの、言葉の力なのですよね。
ちとせさんのネットワーク、とっても楽しそう。
わたしも本当に心からちとせさんとお会いしたいな~~、と思っているのです。
待ちきれなくて、日曜日にはシンドウさんのライヴに伺います。これも「ブログの可能性」をあらわしてますよね~
投稿: つぼみ | 2010/01/27 05:42
うらやましいです。
つぼみさんのお友達をかってに自分の友達みたいにして,ブログを読ませていただいたりしながら,私もどこかで仲間入りしたみたいな気分になっています。
今日,教室で,友達っていうのは,自分で友達だって思ったら友達なのだと思う・・という話をしました。相手がどう思っているかとかではなく,自分がその人を友達だと思って大事に思えばいいのではないかと。
私はまだブログで知り合った人と,実際にお会いしたことはないのですが,きっと世界が広がるでしょうね。
投稿: rusie | 2010/01/27 22:41
クリップデザインさんと谷澤さんという方のところに検索してのぞきにうかがってしまいました~~。色々な世界が広がっていくことが本当に楽しいです。
学生時代は若かったから体を動かしての出会いがたくさんありました。社会人となり日中は仕事で行動できず、休日も疲れているし家庭もあり制約があります。なのにブログだとクリックするだけで色々な方と出会える。
娘が大学生になり手がかからなくなった今、まるで学生時代に戻ったような気がしています。中高年の?味方だな~ネットは・・・。と思ったりします。
名刺は、最近いただくことが何度かあり、その時わたしは何もなくて、なんとなく居心地が悪かったことがあったので、私も作りたいと思っていました。ご紹介ありがとうございました。
投稿: nanaco-bookworm | 2010/01/28 21:22
★rusieさん、こんにちは。
とても楽しく、パワーをもらえた一日でした。
rusieさんもつながっていますものね。つながる気持ちの楽しさ、共有してくださいね。
友達だと思えば友達。そうかもしれませんね。自分が友達だと思って大切にすることが、いつか友情になっていくようにも思います。
明日も・・・ブログつながりの方たちとお会いする予定なんです。とても楽しみです。
投稿: つぼみ | 2010/01/30 06:59
★nanaco-bookwormさん、こんにちは。
わかります!
わたしなんてとくに、遠くに嫁いでしまったので、気のおけない友達とは離れてしまったし、仕事と家庭とでめいっぱいという感じでした。だからネットという場はとてもありがたい存在です。
いろんな広がりが本当にうれしいですよね。
名刺、クリップデザインさん、いいでしょう?
夜注文を入れて、朝メールチェックしたときにはもうデザイン確認のメールがとどき、返信後、その日の午前中には商品を投函してくださっているのですよ。感動の早さ。もう、ゼッタイオススメです。
投稿: つぼみ | 2010/01/30 07:07
つぼみさんの満ち足りたようすがそして冷めやらぬ興奮がまるで波が押し寄せるようにこちらにも届きました。ブログを続けていて良かったですね。教育関係のいろいろな分野で活躍されている方々との出会いはつぼみさんにとってもまさしく歴史に残る瞬間になりましたね。これからどのように繋がり発展していくのでしょう。楽しみです。
投稿: かよびー | 2010/01/30 16:45
★かよびーさん、こんにちは。

興奮を感じていただき、ありがとうございます
本当に、書いていたことで出会えたこと、うれしく思います。
・・・でも、わたしのほうは、ゼンゼンためになる発信などがないのですけれどね。
がんばってらっしゃる姿を感じながらいることが、とても大きなエネルギーになります。そこがいちばん、ありがたいんです
投稿: つぼみ | 2010/01/31 06:50