検査入院の父のお見舞いで
実家の父が4日間の検査入院をすることなったとき、
これまで入院生活などにはまったく縁のなかった母が不安げに電話をしてきた。
これまでも経過観察の続いていた、年配の男性に多く見られる病気。
夏には画像を撮って異常なしが確認されたが、すこし数値に変化があったので念のために生検を、ということになったのである。
「良い機会じゃない!」とわたしは言った。
古希も過ぎ、いつ本当に病気になって入院するかわからない。弱った体に初めての入院生活、ということになったら、心身ともに滅入って、免疫力も低下しそうである。一気に崩れてしまったらたいへん。だから、体験するにはちょうど良い機会ではないか、と思ったのだ。
母も、それもそうだね、ということになり、それでも多少は不安げな父を励ましながらの検査入院となった。
大学がもう休みになっている息子も出かけ、わたしは授業を終えてから実家近くの病院
へ向かうことにした。
パジャマ姿で6人部屋の病室のベッドに座っている父は、明るいながらもさすがに緊張の面持ち。先生に、検査(いちおう「手術」という)のリスクを1000分の1の危険性まで説明されて恐ろしい気持ちになりながら、まさに「まな板の上の鯉」と化していった。![]()
翌日、息子を残し、わたしは朝早く伊豆に戻ったが、母から無事検査が終わったと連絡を受け、とりあえず一安心をする。検査日はすっかり病人めいていたらしいが、その後はもうすっかりふだん通り元気な父に戻って、4日間の初入院は終了した。結果説明は3月半ばだということだけど、いずれであったとしても、良かった、と思えるような気がする。心配でないというわけでもないけれど、でも、しすぎてはいない、・・・かな。
今回のお見舞いで、良かったことがもう一つ。
やはり2時間くらいかけて病院に来た弟と、約7年半ぶりに会えたことだ。
伊豆半島と房総半島。近いようだけれどもなかなか会う機会がなく、気になっていた。夕食をともにして、仕事
の様子を聞いて・・・、厄年の弟への心配はぎゃくに増えた気はするけど、・・・どこかほっとした。
以前、「その仕事をしていて自分にエネルギーをもらえる職業なら、それは自分に向いている仕事だ」、というのを読んだことがあるけど、弟に関して言えばそれは残念ながらあてはまらない。彼の良さが生かせる仕事に出会えたら良いのに、・・・と思うけど、きれいでがんばりやの奥さんや、明るく元気な一人娘とともに、彼なりに一生懸命生きているんだな、と・・・そんな実感の夜だった。
弟、応援してるよ!ストレスが多いんだから、体、だいじにね。何か困ったら言っておいでよ!
ひさびさの・・・なつかしい、家族の光景だった。
隣のベッドの男性の奥さんは、息子が母の孫だと聞いてびっくりしていたとか。
・・・ということは・・・
弟とわたしと息子の三兄弟だと思ったということらしい。
40代の長男、30代の長女、20代の次男、って感じで?? やっぱりね~!
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そば割烹





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