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2008/10/26

読書の楽しさ 林真理子講演

「静岡県読書推進フォーラム」という催しに出かけていった。

 基本的にミーハーなわたしのおめあては・・・

林真理子さんの講演である。演題は「読書の楽しさ、大切さ」。
うふ。楽しかった。happy02

 まずは「生物と無生物の間」の著者、福岡伸一さんとの対談の様子から始まる。
ちょうど5月に悪戦苦闘しながらその本を読んでいたこともあって

「科学オンチでも・・・最高の知にふれる喜び」という林さんの言葉に深く共感。その後、最近の福岡さんの著書から、男性というものが「ぱしり」であることなどを嬉しそうに語られた。

 さらに、ご自身の生い立ちや御両親のことについてもユーモラスに紹介してくださり、お母様が鈴木三重吉に「第二の樋口一葉」と称されたことなどにもふれられる。

 樋口一葉の両親の出身が林さんの出身地山梨市の隣町だったそうなのだ。論が一葉だったこともあって、どこか親近感。旺文社の赤尾好夫氏が御両親を引き合わせたというのも面白い。お母様は結婚後いろいろ苦労されたらしい。

「ドラマのある家庭で良かったと思っています。意地悪く、人の気持ちを裏読みする資質が育ちました。」
「あなたは、本当にだらしなくて相当ひどいのよ、とよく母に言われて・・・。」
「就職のころの不採用通知は40通を超えました。面接で座らせてさえもらえなかったこともあります。人工植毛のクリニックで、髪の薄い方の後頭部を見ながら3年半仕事をしていましたの。」

などなど続く林さんの自虐ネタに、会場もゆる~い感じの笑いの中へ。coldsweats01

 そんな、上池袋2丁目時代の若き林さんの至福のひとときは、

貸し本屋で借りた本を、今川焼き片手に読むときだったそうだ

今でも紅茶を飲みながら、あるいはbullettrainで柿の種を食べながら本を読むのが最高だという。うん、柿の種よりチョコレートがいいけれど、ちょっとわかる感じ。

 現在は源氏物語のお仕事で勉強中だそうである。高校のころは古典文法もわけがわからず、古典は「3」だった、原文を読んだのは今回が初めて、とおっしゃりながら、六条御息所のおかげでおもしろいというわたしにとっては驚きの持論を展開された。友達が源氏物語を読んでいることもあって、源氏への関心も再燃かな。

 読書の喜びを

「急降下していくスピードを知った幸せ」と表現された。なるほどね。

御実家が本屋さんでもある林さんからみると、昔の人はよく本を買って読んでいたという。小さな本屋さんを生き残らせるために、たとえば「石田衣良の店」などと特約をして、たまに石田さんが本にはたきをかけたりしたらどうか、なんてアイディアも披露してくれた。いいかも。(^_-)-☆

 前日は小4になるお子さんの面談もあったとか。本も読まなくて、勉強もできなくて、と嘆いていらしたけど、担任の先生もさぞ緊張することだろう。急いで帰って夕ご飯の支度をしないと夫がうるさくて、なんて言いながら、拍手喝采の中会場をあとにされた。

 決して毒舌的な嫌味もなくて、ほどほどに肩の力をぬきながら、、リラックスムードの講演だった。「あたくし」という一人称と、たまに出る「ケッ!」とか「ムカムカする」なんていう言葉のミスマッチも面白くて、なんだか講演というより、一緒にお茶してる気分の1時間半だった。

 あったかいけど、秋到来。さて、何の本を読むことにしようかな。
あ、やっぱり、・・・林真理子?

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昨日まで読んでいたのは、kuraさんおすすめの 「宇宙への秘密の鍵」児童書)。まさに、急降下していくスピードの中、科学の知にもふれられる素晴らしい本でしたよ!

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コメント

こんばんは。え~!林真理子!!樋口一葉!!わわ~~~(←公にはいろいろ書けませんがいろいろありまして)。
週刊文春の連載「夜ふけのなわとび」を楽しみにしていますが、文だけではなく直接のお話も楽しい方なんでしょうね!お声もとてもいいと伺っています。
ちなみに、私は林さんの作品の中では諸事情により(どんな事情なのやら?!)「葡萄が目にしみる」という小説が好きです。

投稿: そら子 | 2008/10/26 23:09

つぼみさん、こんばんは!

何かで読んだか聞いた話で
林真理子さんは、文章が攻撃的な割には
実際のお人柄がとても良い・・・
と言うことを最近耳に(目に?)しました。

実物にお会いしたのですね、楽しそう。

あまり林真理子さんの作品は読んだことなくて、
高校生の頃、書店で立ち読みした「花より結婚きびだんご」(だったかな~?)が
衝撃的でした。

唯一買って読んだのが「RURIKO」。
浅岡ルリ子さんの伝記っぽい本。これは面白かったです。

投稿: nanaco-bookworm | 2008/10/26 23:49

つぼみさん、毎週充実していますね。芸術の秋まっさかりでうらやましい。私は宿題がたまってしまっていて、途方にくれています。

林さんの作品で、私は「本を読む女」が好きです。お母様のお話が出てきたので、思わず思い出しました。本は実家においてあるので、今度また再読してみますね。

投稿: kei | 2008/10/27 00:36

読書の楽しさ・・・いいですね。林真理子さんの本は読んでないのですが、これをきっかけに読んでみようかな。「生物と無生物の間」は読みました。よくわからなくても面白かったです。最高の知にふれるよろこび・・・なるほど、という感じです。
このごろ私の読書の楽しさは、今までばらばらだったものがつながってくる楽しさです。本を読むと必ず何か大切なものが整理されて自分の中でつながりをもって浮かび上がってくる気がするのです。本を読む楽しさを知らなければ人生の楽しみは半分になってしまいますよねえ。

投稿: rusie | 2008/10/27 01:27

読書の秋、いいですね。
私も大きな山を一つ越えたので、時間を見つけて本をあさってみたいと思います。でも現実は教育書ばっかりのような気もしますが・・・
人生をより豊かにするために、頑張りますね。
新潟は随分寒くなりました。私は風邪気味です。
お体大事にしてくださいね~(旦那さんの足の具合はいかがですか?)

投稿: hirarin | 2008/10/27 05:10

★そら子さん、こんにちは。
>え~!林真理子!!樋口一葉!!わわ~~~
 あ、もしかして。うんうん、なるほど?かな。
連載もの、面白いでしょうね。切り口が絶妙ですものね。これも培われたものかしら。
 「葡萄が目にしみる」たしか読みました。高校生の頃のお話でしたよね。諸事情ね~、なるほど~。(^_-)-☆

★nanaco-bookwormさん、こんにちは。
>林真理子さんは、文章が攻撃的な割には
 実際のお人柄がとても良い・・
わかる感じです。この日もご自身および身内をだいぶへりくだっていらっしゃいましたし、文壇のことを話す時なども嫌味がなくて面白かい感じでしたし。
 わたしが読んだ中で印象的なのは「不機嫌な果実」や「コスメティック」です。そうそう、「RURIKO」の話も出ました。小林旭さんとのこととか。読んでみようかな。

投稿: つぼみ | 2008/10/27 05:31

★keiさん、こんにちは。
 ちょうど立て続けになりました。充実しました!でも昨日は一日、学校で仕事をしておりましたよ~。
 「本を読む女」ですね。( ..)φメモメモ
お母様に関するものを読んでみたいなあと思っていたので、探してみたいと思います。ありがとうございます!

★rusieさん、こんにちは。
 わたしもあまり林さんの作品を読んだというわけではないのですが、ちょっと手に取りたい気分になっています。
>今までばらばらだったものがつながってくる楽しさです。
これもまた、すてきな表現ですね!たしかにそういうことがあります。生活に追われ、読書家ではないのですが、本を読む楽しさ、味わっていたいです!

投稿: つぼみ | 2008/10/27 05:37

★hirarinさん、こんにちは。
 おはようございます、hirarinさん!
懐かしい時間帯の久々のコメント、ありがとうございます!
研究会、お疲れ様でした。教育書はもちろんですが、ぜひ読書の秋もお楽しみくださいね。
 伊豆はまだまだ暖かですが、少しは木々も色づいてきました。
おかげさまで夫は完治しました。酸素カプセルに入ったり整骨に行ったり、がんばっていましたよ。
 

投稿: つぼみ | 2008/10/27 05:40

林真理子さんの本を読んでいる時って、「(イメージを)つくりながら、(心を)つくろいながら、くつろいでいる」って感じです。
お子さんを生んだのは、40代半ばでしたよね。
早い人は孫がいてもおかしくないです。
そのパワー、すばらしい。

私は、『花さがし』を再読してみます。

投稿: ちとせ | 2008/10/27 07:49

★ちとせさん、こんにちは。
 >つくりながら つくろいながら くつろいでる
 おもしろい表現。そんな感じなんですね。
そうそう、44歳の高齢出産だそうです。我が家の義母も実家の母も40代でおばあちゃんでしたから、それは確かに大きなパワ~!
「花さがし」ですか。知らなかった。^_^;調べなくちゃ。

投稿: つぼみ | 2008/10/27 21:26

林真理子さんの書かれる物って読みやすいので割と
読んでいるのですが、人間のドロドロっとした
面をさらりと時にはコミカルに書いてらしゃるかと
思えば、エッセイではかなり自虐ネタも多いんですよねぇ~

そこが面白いのですが、やはりご本人は素敵な方のようですね。

お母様をモデルにした小説を新聞の連載に書いてらした
事もあったと思いますよ。


投稿: 藤子 | 2008/10/28 16:07

★藤子さん、こんにちは。
 林真理子作品、いろいろお読みになっているのですね。
たしかに、ドロドロまたはさらりコミカル、という、多面的な作風という感じがします。
 ああいう方のエッセイはおもしろいですね。
 お母様とのつながりはとっても強そう。どんな連載だったのかしら。本で読んでみたいです。

投稿: つぼみ | 2008/10/29 05:16

(o^-^o)林 真理子氏の講演会にお出かけでしたか?
お店にもかなり文庫本が入っておりますが
私、どなたかがおっしゃっていましたが諸事情?により
余り彼女の本を読んでいません。(本屋なのにごめんなさい)
エッセイは、とてもうまい方だと思いますが・・・。
多分2~3さつぐらいしか読んでいません。
お実家が山梨の書店だったということは、知っていましたが。
身近でお話を聞かれると彼女の印象が違いますよね。
食わず嫌いにならず彼女の作品に挑戦してみます。

投稿: 本屋のオバさん | 2008/10/29 19:14

★本屋のオバさんさん、こんにちは。
 食わず嫌いで、いらっしゃいましたか。
実家の母も、文庫本はあるんだけど、なんて似たようなことを言っていましたので、お察しいたします。
 わたしは、もう少し毒舌系を予想して出かけたため、ちょっと意外でたのしかったです。
 町の小さな本屋さんを応援したい!って、力説していらっしゃいましたよ!happy01

投稿: つぼみ | 2008/10/30 21:11

お誕生日おめでとうございます。記事としてはやや早まった感もありますが。
そしてこのコメントをご覧になる頃には、お疲れ様でした、でしょうか。

おいくつになったんでしたっけね、23?あっいやいや、32?でしたっけね??はてさて。

投稿: しゅうしゅう | 2008/10/31 00:26

読書の秋ですね。
私も新幹線の中で本を読む時間が一番落ち着くかも。
手には何も持っていませんが(笑)
息子も娘も幸い本好きになってくれました。
でも息子は最近は漫画ばかり・・・
「宇宙への秘密の鍵」面白そうですね~
息子読むかな~?

投稿: ダーバン | 2008/10/31 06:47

★しゅうしゅうさん、こんにちは。
 まあ!ありがとうございます。
しゅうしゅうさんの方も、例の事件でマスコミが押しかけていませんか?インタビューで出てこないかと、わくわく?しておりますが。
 えっと、さすがにしゅうしゅうさんを3歳で生んだとは言えなくて・・・ 最低35歳かしらね?

★ダーバンさん、こんにちは。
 えらいです、ダーバンさん。手に何ももたずに・・・というか口を動かさずに本を読む、さすが。
 我が家の娘は本を読まないのですよ~。読もうとすると寝ています。「知」とも出会えず、苦戦していますよ。
 「宇宙への秘密の鍵」、息子さんにはちょっと幼いかもしれないけど、天体への興味はとっても広がりそうです!

投稿: つぼみ | 2008/11/01 07:41

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