« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008/10/26

読書の楽しさ 林真理子講演

「静岡県読書推進フォーラム」という催しに出かけていった。

 基本的にミーハーなわたしのおめあては・・・

林真理子さんの講演である。演題は「読書の楽しさ、大切さ」。
うふ。楽しかった。happy02

 まずは「生物と無生物の間」の著者、福岡伸一さんとの対談の様子から始まる。
ちょうど5月に悪戦苦闘しながらその本を読んでいたこともあって

「科学オンチでも・・・最高の知にふれる喜び」という林さんの言葉に深く共感。その後、最近の福岡さんの著書から、男性というものが「ぱしり」であることなどを嬉しそうに語られた。

 さらに、ご自身の生い立ちや御両親のことについてもユーモラスに紹介してくださり、お母様が鈴木三重吉に「第二の樋口一葉」と称されたことなどにもふれられる。

 樋口一葉の両親の出身が林さんの出身地山梨市の隣町だったそうなのだ。論が一葉だったこともあって、どこか親近感。旺文社の赤尾好夫氏が御両親を引き合わせたというのも面白い。お母様は結婚後いろいろ苦労されたらしい。

「ドラマのある家庭で良かったと思っています。意地悪く、人の気持ちを裏読みする資質が育ちました。」
「あなたは、本当にだらしなくて相当ひどいのよ、とよく母に言われて・・・。」
「就職のころの不採用通知は40通を超えました。面接で座らせてさえもらえなかったこともあります。人工植毛のクリニックで、髪の薄い方の後頭部を見ながら3年半仕事をしていましたの。」

などなど続く林さんの自虐ネタに、会場もゆる~い感じの笑いの中へ。coldsweats01

 そんな、上池袋2丁目時代の若き林さんの至福のひとときは、

貸し本屋で借りた本を、今川焼き片手に読むときだったそうだ

今でも紅茶を飲みながら、あるいはbullettrainで柿の種を食べながら本を読むのが最高だという。うん、柿の種よりチョコレートがいいけれど、ちょっとわかる感じ。

 現在は源氏物語のお仕事で勉強中だそうである。高校のころは古典文法もわけがわからず、古典は「3」だった、原文を読んだのは今回が初めて、とおっしゃりながら、六条御息所のおかげでおもしろいというわたしにとっては驚きの持論を展開された。友達が源氏物語を読んでいることもあって、源氏への関心も再燃かな。

 読書の喜びを

「急降下していくスピードを知った幸せ」と表現された。なるほどね。

御実家が本屋さんでもある林さんからみると、昔の人はよく本を買って読んでいたという。小さな本屋さんを生き残らせるために、たとえば「石田衣良の店」などと特約をして、たまに石田さんが本にはたきをかけたりしたらどうか、なんてアイディアも披露してくれた。いいかも。(^_-)-☆

 前日は小4になるお子さんの面談もあったとか。本も読まなくて、勉強もできなくて、と嘆いていらしたけど、担任の先生もさぞ緊張することだろう。急いで帰って夕ご飯の支度をしないと夫がうるさくて、なんて言いながら、拍手喝采の中会場をあとにされた。

 決して毒舌的な嫌味もなくて、ほどほどに肩の力をぬきながら、、リラックスムードの講演だった。「あたくし」という一人称と、たまに出る「ケッ!」とか「ムカムカする」なんていう言葉のミスマッチも面白くて、なんだか講演というより、一緒にお茶してる気分の1時間半だった。

 あったかいけど、秋到来。さて、何の本を読むことにしようかな。
あ、やっぱり、・・・林真理子?

にほんブログ村 教育ブログへ 

昨日まで読んでいたのは、kuraさんおすすめの 「宇宙への秘密の鍵」児童書)。まさに、急降下していくスピードの中、科学の知にもふれられる素晴らしい本でしたよ!

| | コメント (17) | トラックバック (0)
|

2008/10/19

大石亜矢子さんとセロシア♪

 学校としても学年としても大きな山を越え、その気持ちを映し出すような秋晴れの週末。

 来月コンサートに来ていただく予定になっている大石亜矢子さんの歌声を聴きに、太陽の丘の「あしたかフェスタ」に出かけていった。(関連記事はここの後半部)

 各学級で、このコンサートをコマーシャルするためのキャッチコピーを作った。先日、学年全員で合評会を行い、いよいよ来週は広告のデザイン。そのための写真を撮らせていただくことも目的の一つである。Ooishi1_2

 コンサート開演直前の大石さんとお母様にご挨拶してから、夫とともに席に着いた。

 あったかい拍手に包まれて、大石さんとセロシアが入場。
「あやこちゃ~ん!」
沼津盲学校を卒業されているので、地元ファンも多いようだ。

 オープニングは「世界に一つだけの花」。会場がたちまち手拍子で盛り上がっていく中、セロシアはお行儀良く「ダウン」していてさすがhappy01

Ooishi2

トークをはさみながら、
「小さい秋みつけた」「アヴェマリア」と曲は続いてく。

本当に気持ちのよい、のびやかなソプラノが響く。(武蔵野音大声楽科卒)

 とくに「アヴェマリア」は感動的だった。どうしてかわからないのだけれど、・・・涙がこぼれてしまった。

 ・・

 「幸せなら手をたたこう」で一転して「参加型」になった会場にひろがる雰囲気に、体の不自由な車椅子の皆さんも、とっても楽しそう。

30周年記念のリクエストメドレーでは「ヤングマン」から「案山子」「昔の名前で出ていまOoishi3_2す」など、歌唱の守備範囲?の広さも披露してくださった。

「ジブリメドレー」をさわやかに歌ったあとは、「千の風になって」「Jupiter」を美しく聴かせてくれる。

盲導犬のセロシアはまもなく3歳の若犬なんだけど、そのセロシアの気持ちになった「わたしはセロシア」(自作曲)は、子どもらしさいっぱいの ちょっとコミカルでかわいい歌。セロちゃんを見ているだけでも飽きなくて、とっても癒されてしまった。

 マイクやペットボトルを探す時の手を見ていると、目が見えない不自由さも感じるけれど、鍵盤におりる手には全く迷いがなくて、みごとに曲が奏でられていく。

「見えなくてもあんなに弾けるって、すごいよなあ。俺なんて、目が見えても弾けないよ。」と夫coldsweats01。わたしも同じだけど、それはまた別の問題だよね~、と笑いながら、あらためて感心してしまう。

「この心地よさ、すがすがしい感じ、どう表現したらいいのかなあ。」
というわたしに、夫が
「声ににごりがなくて、澄んでるから、すうっと心に入ってくる感じなんだよな。」

たしかにそうだと思った。

約1時間はあっという間にすぎて、終演後に大石さんの写真を撮らせていただきながら、ブログでのコンサート紹介の許可をいただいた。お父様もお母様も、とっても温かそうなすてきな方で、大石さんがのびのびと育った背景が見えるようだった。

Photo明日は、この様子を子供たちに伝えることにしよう。

でも、大石さんのCDを聴いて、感動あふれ、心が癒される歌声のすばらしい女性歌手だ、とだけ思っているところを一部修正しなくては。

とっても明るくて、楽しい、キュートなお姉さんだよ、って!

にほんブログ村 教育ブログへ 夕食のとき、義母にこの話をしたら、「あ、大石さんって、犬を連れてくる子だよね?わたしも前に韮山で聴いたよ!」というのでビックリ。 実家の母は、盲導犬募金にも毎回協力しているとか。二人とも、福祉への関心や貢献がいろいろ大きいのです。見習わないと。 

| | コメント (18) | トラックバック (1)
|

2008/10/12

江戸時代の?おにぎりカフェで

  「古い道具 昔のくらし」という学習に入る前に、どんなものを思いつくかとOsatsu子供たちに聞いてみたら、「黒い電話!」という声があがってびっくり。

 「となりのトトロ」でさつきが使っていたあの電話ではなく、つい最近まで使ってきた気がするダイヤル式の黒電話。子供たちにとってはもう「昔の道具」なのである。そういえば、息子が小さい時、お店にあったピンク電話を使うように言ったらダイヤルの廻し方がわからなかったことがあったっけ。

 ・・・と、まさに隔世の感の中ではあるが

 地域の方に道具を持ってきて話をしていただいたり、また近くのお宅で昔使っていた農機具などを見せていただいたりと、この学習はなんとも楽しい。昔の人の知恵にも感心させられる。

運動会では、アラジンの歌で「♪がんばれ!ニッポン!」と歌いながら踊った。その中に「頑張れニッポン、凄いぞニッポン、頭のいい国ニッポン!・・・昔、亀の子タワシも考えた」という歌詞があったんだけど、子供たちが調べていた本の中に亀の子タワシが出ていた。1908年誕生とか。満100歳なり。おめでとう。happy01

「今より昔の人のほうが頭がいいよね~。」というつぶやきに、思わず共感してしまう。

 なぜだろう。自分が生きていたわけでもないのに、古いものにどこか懐かしさを感じたり、ふしぎに安らぎをおぼえたりするのは。Cimg3849

 運動会の代休の日に、夫を誘い出して(肉離れでgolfができなくて、家でくすぶっていたので)おにぎりカフェに出かけた。有形文化財にもなっている江戸時代の建物を利用したカフェである。

 おにぎりランチも食べたかったし、話題の「もっふる」やわらびもちも気になっていたけど、一人ではオーダーしきれないので、夫に頼んでもらって分けてもらうという魂胆なの。^_^;

 奥行きのある店内には、本や着物、レジスターなど昔のものがたくさん置かれていて、さらに奥には蔵があり、なんとも言えない落ち着きを感じる。小雨というのも、しっとりとして。

Onigiri

わたしは、おにぎりriceballと豚汁のランチ、夫は馬鈴薯がごろっと入ったカレーをオーダー。素朴で、美味しかった。

もっふるは食後のデザートというより一品で食べ応えがあるため夫はかなり苦しそうだったけれど、全種類味わえたわたしはかなり満足。deliciousうれしい。

Mochi

おしゃれなランチが好きだけど、でもこういう空間も、妙にほっとしていいなあと思う。これがいわゆるDNAなのだろうか?

 便利さが豊かさだと思ってきたところがあるけれど、心も体もそして知恵も・・・もしかしたらだんだん痩せてきてしまっているのかもしれない。ノーベル賞受賞にわいた今週、そのエネルギーをちょっぴりいただいて、たくましく生きていけるよう、がんばることにしよう。

にほんブログ村 教育ブログへ 「かもめ食堂」思い出します。おにぎりはいいですね。

| | コメント (24) | トラックバック (0)
|

2008/10/07

授業研究会前の近況は

「とてもお忙しい時期なのですね、つぼみさん。
くれぐれもお身体に気をつけて下さいね。」
ぜったいお返事はいりませんからと、ブロ友さんよりあったかなメールをいただいて、もしかしたらそんなふうに気にかけてくださっている方がいらっしゃるのかも、なんてついつい期待して?happy01、久々に更新のページを開いています。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 授業研究会を間近に控え、先週は連日、通常より2時間程度帰宅が遅れていた。
土曜日も朝から夕方まで勤務。日曜日は娘の高校の行事の手伝いもあって、多忙を極めていた。(ブログの書きかけの記事もあるんだけど、放置状態です。)
 授業の検討は夏からずっと続いているが、また実際に単元が始まってくると新たなあらわれも見えてくる。学習指導案というものに、目標や単元構想や、子供たちの様子などを詳述し、当日の指導過程も書き表していくわけだが、このおよそ5,6ページの内容はかなり濃い。わたしは、授業研究の担当として、全学年のそれらにすべて目を通していくことになる。
 指導案のできばえよりも授業での子供たちの姿こそが大切であるのは言うまでもないけれど、伝えたいことは指導案に表しておきたい。授業者の思いがそこにつまっているのだから。そう思うと、サーバーに提出された指導案の点検にも時間がかかる。
 研修のあゆみのプレゼンテーションも作成し、ストップウォッチ片手に原稿のチェック。打ち合わせのための説明書や名簿の作成や、研修室の整備などなど…。運動会の前日も、遅くまで授業の協議をしていたほどだった。
 もちろん、通常授業を進めながらの仕事であるので、かなりハードになっているというわけで、こうなってみると、今年担任をもたずに任命されたことはありがたいということになる。
 …という状況ではあるけれど、でも、貴重な体験もしている。
 それは、すべての学年の研修の様子に少しずつではあるけれどかかわらせていただくことで、いろんな教室のいろんな授業の、飾り気のないライヴをみることができるということだ。
 指導や助言の力はないけれど、一緒に考えたり、子供たちの意外な反応を味わったり、教科の本質を考えたりと、本当に勉強になる。デジカメをもっていってその様子を取材して、研修だよりで紹介していくことも愉しい。授業者の案にそった授業をして、みてもらうこともある。
 これまで、小さな学校が長かったため、多くの先生たちとつながれる感覚もとてもうれしい。
 今年は、初任者や若手の先生が何人かいる。聞かれたときには自分なりのコツのようなものを伝えるようにしてきたけれど、言葉だけでなくて、実際の授業を通して考えていける機会があることは、逆に自分自身を振り返ることにもなって、新鮮な気持ちになる。
 もちろん、教材研究の時間(授業のない時間)はすべてつぶれるけれど、それがまったく苦にならない、今の心境である。
 どの教室にも、子供の数と同じくらいの参観者が入る。素晴らしい授業とまではいかなくても、子供たちのいきいきとした姿が見られたらいいな、と思う。授業者の先生たち、がんばって!とエールを送りつつ、明日もしっかり仕事をするぞ、と誓う日々なのである。

にほんブログ村 教育ブログへ
 ブロガーの皆様、御無沙汰していてごめんなさい。三連休にはゆっくりおじゃましますね!

| | コメント (14) | トラックバック (0)
|

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »