« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008/09/24

「崖の上のポニョ」海と絵と音

Ponyo やっぱり、どうしても見たくなって、ひろみママさんや山猫編集長さんも記事にしていて) 昨日、「崖の上のポニョ」を見に行った。

 そして、ストーリーそのものというよりも、ポニョを通じて広がるいろいろな世界に・・・ どっぷりつかった1日を過ごした。

   ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 あの、なんともいえない気持ち良さが何だったかと考える時、たぶん海の・・・水の力なんだろうと思う。

 目の前に広がる海を泳ぐ魚たちfishや、町をすっぽり透明に包みこんでしまった海。光とともに美しくきらめく海。あたかもその中にゆらゆらと揺れているかのような感覚を愉しみながら、ずっと宗介とポニョを見つめていた。

 ふと、もうずいぶん前に教えていただいた、海藻おしばを思い出した。人間は、陸の上ばかり見ているけれど、「海の中にも森がある」って。
 ポニョは人間になりたかったけど、その前に宗介をちょっと海の中に連れて行ってあげても良かったかもね。

 映画のあとヨガのレッスンに行ったら、先生がかけていたBGMは海の音だった。気持ち良いところまで、と言われながら心地よく体を伸ばす。ゆったりとしたひとときに、ポニョのお母さん、グランマンマーレの顔を思い描く。

 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 パンフレットを買ったのは、行けなかった娘へのお土産でもあったけれど、真似して絵を描いてみたくなったから。

 パステルのような 色鉛筆のような とっても素朴だけど、ため息が出るような美しい場面たちがスクリーンに広がる。

たくさんの生き物が躍動する海の中も、崖の上に立つ赤い屋根の宗介の家の周りも、・・・青や緑がいきいきと鼓動している。

大好きな色彩! 見とれていた。lovely

 優しくて賢い宗介に、勇敢で愛情深いリサもかっこいい。ポニョはトトロのメイを思わせる無邪気な愛らしさ。 魅力あふれる登場人物たちを引き立てる絵は、本当にすてきだった。

 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 そしてやはり、音楽がいい。

 昨日の夜に、BS第2で「久石譲in武道館~宮崎アニメとともに」の放送があると聞き、吹奏楽部の娘も今度ポニョを演奏すると言っていたので、録画しながら観た。

 テレビを通しているというのに、宮崎アニメの名曲たちのオーケストラと合唱に、鳥肌がたってくるような感動を覚える。

 大橋のぞみちゃんは可愛いし、フジモトのテーマもなかなかいいけど、放送で初めて聴いてとても好きになってしまったのは、「ひまわりの家の輪舞曲」だった。おばあちゃんたちが嬉しそうに走っていた姿と重なって。ずうっと年をとったら、この歌を歌っていたい。

 切ないけど、とっても優しく響く歌だ。

ポニョを見に行った日に、この武道館コンサートの放送を観られたのは、とっても幸せだった。映画を、たっぷり何倍も満喫した気分で、うれしかった。

 今度の休みには、歌を聞きながら絵を描いてみたいな。
 ゆったりとした、海の心で。

にほんブログ村 家族ブログへ 

| | コメント (22) | トラックバック (0)

2008/09/20

息子に ほんのり ありがとう

 先日・・・、夫が松葉杖になってしまった。weep

 大会にむけてのソフトボールの練習中、打って走ろうとしたとたん、ふくらはぎをバットでたたかれたような感じをうけたのだという。

翌日、病院にいき、肉離れと診断された。

仕事には行っているけれど、帰宅後は足を高くして安静に寝ているしかない状態の夫に代わり

今夜は息子が地区の野球baseballの試合に出かけていった。

夫のほうが体も大きいし球技はうまいから、影武者役?も難しいだろうけど、新品のユニフォームを着て出かけていく姿は、なかなかほほえましかった。

  ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 ・・・この夏はいろいろ、息子にお世話になったという感じである。

 友達の家で連泊してきたり、カラオケやビリヤードに行ったり、中学の同級生たちとフットサルをして焼肉に行ったり、高校時代の友達と会ったり・・・、そんな大学生らしい?生活も楽しんでいた息子であるが、家でもけっこう活躍していた。

 職場で教わってきた、炊飯器でつくるチーズケーキ(ちなみに、クリームチーズ1箱、生クリーム1箱、卵3個、グラニュー糖半カップ、小麦粉大匙3 をまぜるだけ) 材料を渡して頼んでいくと、帰宅したときにはおいしく冷えたチーズケーキができていた。

美味しかったのでまたまた材料を買ってきて「明日の朝食べられたらいいね~。」と娘とリクエストすると、朝には冷蔵庫に入っていた。

「小人のくつ屋」状態である。

・・・といった食いしん坊な話はともかくとしてpig、誰よりもお世話になったのは娘であろう。

 Earthなぜか驚異的に世界史が苦手な娘。あまりのことに息子にレクチャーを頼んだ。

「インコ(オウム?)相手に話してみるみたいだ。」と娘のセンスのなさを嘆いていた息子だったが、毎回根気よく話をしていた。聞き返して娘が答えられなくても、怒ることもなく、同じことをまた教えた。

話すだけではどうもだめだとレジュメを作ったり、歌にすれば覚えられるかもと言えば、遅くまでかかって替え歌を作ったりしてくれた。(バンプ・オブ・チキンは歌えなかったので、今度はゴールデン・エッグスにしてほしいとは思うのだけれど。)

 ほんの一部の単元だけだし、歌もろくに覚えられてはいないから、効果ありとまではいえないものの、あれこれ工夫しようと頑張っている姿が、親としては、嬉しかった。

 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 息子の高校時代は、部活に勉強に、超忙しい毎日を支えられれば、と思って過ごしていた。

大学生になった去年は、少し荒んだ表情を感じたこともあり、それまでにない心配や不安を感じて過ごした。

 そして今年は、なにか温かさと、頼もしさのようなものを ・・・感じ始めている。

  あと3ヵ月後には二十歳になる息子。将来のことを考えれば心配にもなるけれど、でもきっと、自分のやりたいことを進めつつ、少しは社会の役に立てる人間になってくれることだろう。

 昨夜は、実家の母から電話があった。

 プリンターの調整がうまくできなくて、以前(受験の頃)息子がやってくれたから、また来られる時に来てもらえないか、との依頼だった。実家は、大学からは一時間弱なのである。

「交通費と食事に、手数料つけるよ~。」なんていう母に、いい口実があったじゃん、と笑った。

 この休みが終われば、アパートに戻っていく息子と、また「一人っ子生活」に戻ってしまう娘。正念場の秋学期と2学期だけど、それぞれがんばって、大きく成長していってね。heart04

にほんブログ村 家族ブログへ とはいえ、実家の母に言わせると、教えるのが一番うまいのは、息子やわたしではなく、娘なんだそうです。 (いつも娘のアホネタなので、ちょっとフォロ~をね。wink )

| | コメント (28) | トラックバック (0)

2008/09/13

読書新聞に3冊のセレクト

 夏休みの終わり、読んだ本を新聞にする学習のため、見本(らしきもの)を作った。

 レイアウトを考えると、紹介する本は3冊。book

トップには「赤毛のアン」をもってくることにした。出版100周年で注目の一冊。

 図書室で子どもたちが読めそうなものを借りて読み直してみると、・・・とっても懐かしい気がした。アンの青いワンピースや、いろいろな事件や、周囲の人々・・・。

たぶん、この本を読んだのは小学生のころだったと思う。アンの年齢に近かった自分が、もうはるか大人の年になって、むしろマシューたちに近い気持ちでアンを楽しんでいることを感じたのが、なんだか面白かった。

子どもたちもアンと友達になってほしくて、クイズをつけてみた。たとえば、
Q. アンと仲良しになった女の子の名前は?
Q. 大人になったアンは、何になったのでしょう?
      本を手にとって、確かめてくれるといいな。

 2冊目は、学校の必読書のリストの中の一冊でもある、
シャーロットのおくりもの」。

去年映画化されたものを観ていた子もいた。シャーロットって、蜘蛛の名前なんだよ、と言うと、ちょっとびっくりしていた。こぶたの絵がかわいいとほめられた。pig

この本では、これを読むと蜘蛛や生き物への見方が変わります、と付け加えて、以前記事にした、フロントガラスにはった蜘蛛の巣の話を披露。

字が細かくて、読むのは大変そうだけど、なんとか引き込まれてほしい。

  3冊目は、今年の中学年の課題図書でもある、
今日からは、あなたの盲導犬」。

Eho 総合的な学習では福祉がテーマとなっているので、ぜひ読んでほしい一冊である。来月始めには、盲導犬センターへ見学に行くことも決まり、そのための事前学習にも使っていきたいと思っている本だ。

この本には、びっくりニュースとして、表紙にも映っている大石さんという女性が、近隣の御出身であるということを話題にした。(nanaco-bookwormさんから教えていただいたこと)←この記事、御一読くださいね。

できた新聞を、いつも頼りにしている学校司書の先生に見せたら、なんと、大石さんはこちらでもコンサートを開いていたということが判明。当時は、アンちゃんというアイメイトを連れてきていたらしい。そこからいろいろ話が広がり、各方面御尽力いただいて、なんと、秋に学校に来ていただくことが実現した。shine

子どもたちは、本から飛び出てきたようなセロシアに、そして大石さんのソプラノの歌声にどんな思いをいだくのだろう。とても、とても楽しみである。

 暑さも少しずつやわらいで、時折秋の気配が感じられる。出来上がった読書新聞を読み合って、新たなお気に入りの一冊を見つけてほしいな、と思っている。

にほんブログ村 教育ブログへ

今週は長かった・・・(+_+)。わたしも同僚も、木曜日が金曜日に感じて困っていました。
夏の疲れが出る頃でしょうか?みなさま、おかわりありませんか。

| | コメント (30) | トラックバック (0)

2008/09/06

囲む会・ある校長先生の魅力

 この春に御勇退された校長先生を囲む会が開かれたwine

 ・・・と書くと、

いかにもそぐわない表現だな、と思うほど、若くて面白くて気さくな先生(男性)。

約60名という、通常の倍以上の参加者数が、その絶大な人気を物語っている。

 3校で校長先生を務められたけれど、わたしが御一緒させていただいたのは最初の、つまり新任校長としてみえた学校での3年間だった。

校長先生だけれども、
誰に話しかけるときも、基本的には敬語。それでいて、ユーモアに富む。

校長先生だけれども、
飲み会はGパン姿で、歌うのはフォークソングnotes 本音トークで、自虐ネタも多彩。

校長先生だけれども、
いつも担任たちと一緒。困ったときには、親身に相談にのって助けてくれる。

 そんな先生だった。

 ちょうど当時はPCpcが入り始めた頃で、職員室の床は配線が入り乱れていた。埃になりがちな何本ものコードを束ねて、カバーをつけてデスクにすっきり取り付けてくれたときの美しさは、感動ものだった。

 古い校舎で天井が高く、蛍光灯が少なくて仕事をするにも暗い感じだった職員室を明るくするために、すべての蛍光灯のところにきれいにアルミホイルをはりつけてくれて、嘘のように明るさが増した時の驚きも鮮明であるflair

 子どものことでも、保護者とのことでも、担任たちはいつも校長先生を頼ることができた。活動のようすや、がんばっていることを、よく見ていてくれて、さりげない一言でそれを示し、励ましてくださった。

 「つぼみさんは、子どもといろいろやっていくことを、大変に思わないで自分の充実感にしていく人だからなあ。」「出張に出ると、旅費以上にモトをとって帰ってきますよね。」・・・そんなふうに言ってくださったことがある。
 その3年間も研修を担当していた。「動き出す学びをつくる」をテーマに実践をまとめていた当時の研修集録を見ると、はりきり具合が思い出されて懐かしくなる。

 囲む会では、2校目の学校での、こんなエピソードも披露された。

 新規採用で、アパートで一人暮らしだった男の先生が、インフルエンザにかかって休んでしまった。食欲もなく、ひとり寝ていたところに、スーパーの袋を提げた校長先生が現われ、台所で鍋焼きうどんをつくってくださったという。

「新採で、校長先生に、自分の部屋で御飯をつくってもらったというのは、日本でもたぶん僕一人だと思います!」という言葉に、拍手喝采だった。

 大きな学校でも、若い人たちをはじめ、誰のことも大切にしてくれて、みんなをうまく引き込んでくれるため、3校目の学校では還暦祝いも大いに盛り上がり、職員の結束も強固なものになったらしい。「親衛隊状態ですね~。happy01」なんていう言葉も聞かれるほど。

 久しぶりに集まったわたしたちも旧交をあたため、もと教務の先生(今は校長先生)が、またこのメンバーで集まろうよ、と言ってくださり、冬の再会を約束した。

 子どもにとっての担任と、担任にとっての学校長は、似ているのかもしれない。

 もちろん、人柄のみならず、学校教育に関する課題にも精通されている。

御勇退後も、エネルギッシュに教育研究の仕事を続けられている先生に、ずっと活躍してほしいと心から願う夜だった。

にほんブログ村 教育ブログへ  やっぱり人気が出るのは、「ひとごと」にはしていない、熱い人なんですね。某首相に教えてあげたいような^_^;。

| | コメント (22) | トラックバック (0)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »